ニードルでピアスを開けた体験記②

 こちらのつづきです。

 

「なっ、なに~~~~~~っ!?」

困惑したまま、受付のお姉さんに理由を尋ねてみた。

ピアッサーで穴を開けた場合は耳たぶにしこりのようなものができる。しこりのある場所には穴を開けられないとのことだった。

 

「少しずらせば大丈夫ですよ。」

と言われたが、私の耳たぶはとても小さい。言い換えるなら、耳たぶの「たぶ」らしきものがない。えびす様の福耳の耳たぶをすっと切り落としたようなのが、私の耳なのだ。

3ミリでも下にずらしたら、耳たぶの下ギリギリになってしまい、ピアスの重みで穴が裂けてしまうかもしれない。上にずらせば見た目が変だ。

左右にずらしてもバランスがおかしくなるので、他の場所に空けることは考えられなかった。

 

どうすればいいんだ・・・・

それから私は、「同じ場所にピアスの穴を開ける方法」をネットで漁りまくった。

しかし、「これ」といった方法は見つからず、一度諦め、しばらくしてからまた情報探し・・・の繰り返しだった。

 

その中で見つけたのが、「ニードルで穴を開ける」という方法だった。

 

ニードル??

 

 

つづく

ニードルでピアスを開けた体験記①

もう一度ピアスを開けなおしたい!!

そう強く思ったのは、眼科の待合室で「ピアスの穴あけやっています」という貼り紙を見たときだった。

そのとき私の耳たぶには、ピアスの穴の塞がった跡だけが残っていた。

 

初めてピアスを開けたのは十数年前。

都会の会社に勤め、おしゃれに熱が入っていた頃だ。

アクセサリーショップでピアスの穴を開ける器具「ピアッサー」を購入し、パッケージに入っていた「無料で穴あけをしてくれる病院リスト」に載っている病院へ行って、受付のお姉さんに無料で開けてもらったのだった。

しかし、見るからに素人のお姉さんに開けてもらったのが失敗だった。左の耳の穴が斜めに開いてしまったのだ。

そのせいで、ピアスを装着するたびに、斜めの穴をピアスが通るときに傷つけてしまう。金属が合わなかったのもあるようで、しょっちゅう耳たぶがかぶれた。長年かぶれに悩み続けた私は、ピアスをやめることにした。

 

数年がたち、ピアスの穴はすっかり塞がった。

「またピアスをしたくなったら、イヤリングとかイヤークリップで代わりになるし。」

と高をくくっていたが、いざイヤリングをつけようとしても落としそうな感じがするし、イヤークリップはうまく装備できなかった。

やはり、ピアスを開けなおすしかない。

 

私は意を決し、受付のお姉さんに聞いてみた。

「前に開けた穴が塞がったので、また同じところに開けたいんです。」

 

続く受付のお姉さんの言葉に、耳を疑った。

「同じ場所に穴を開けることはできません。」

 

なっ、なに~~~~~~~っ!?

 

つづく